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お得に健康になれる果物コスパ最強決定戦! 安い果物TOP11 

バナナ・みかん・りんご・ぶどうを背景に『健康も考えた果物コスパランキングBEST11』と書かれたサムネイル画像

 体にいい。それでも、野菜と比較すると高くて手が出ない果物。

 サイフを痛めずに果物の恩恵を受けるには、何を食べればよいのでしょうか?

ヨシ

この記事を読むと、最もコスパが良い果物と、その相場がわかります!

目次

結論

可食部100gあたりの単価が安い果物TOP5
  • バナナ,1房4本,198円
  • みかん,1個,42円
  • りんご,1個,122円
  • パイナップル,1玉,359円
  • 日本なし,1個,142円
果物の健康効果について
  • りんごは、健康効果と価格面の総合力が高い。
  • 冷凍果物は、健康には良いがコスパはさほど良くない。

100gあたりの単価でコスパを決める

 今回は可食部100gあたりの単価が安い果物を「コスパが良い」と定義します。

 令和5年国民健康栄養調査の結果を見ると、20歳以上の日本人は平均して果物を93g摂取しています。

 日本人の果物摂取量は少しずつ減っています。野菜より果物のほうが価格が高いことが要因のひとつかもしれません。

 一方で、果物はもっと食べたほうが健康に良いという研究結果は多いです。1日212~276gくらい果物を食べる人たちは、果物をほとんど食べない人と比べて、糖尿病の発症確率が1割前後低いという研究結果が出ています1

ヨシ

普通の日本人が、1日に追加でもう100gくらい果物を食べようとするのは、健康面のコスパが良いと言えます。

 こうした背景を踏まえ、安く食べられる果物を評価することにしました。

 もちろん食べ過ぎはいけません。果物のおすすめ摂取量は1日あたり200g強ぐらいです。

 以前野菜と果物の記事で解説しましたので、詳しくはそちらを参照してください。

果物可食部100gコスパランキング TOP11

コスパTOP1はバナナ

 それでは早速果物の価格を比較してみます。計算方法の詳細は文末の「詳しい比較条件について」を御覧ください。

順位
果物可食部100g
あたりの卸値(円)
つまりいくら?
1バナナ33一房4本付き(600g)198円
2みかん42Mサイズ1個(100g)42円
3りんご46Lサイズ1個(300g)122円
3パインアップル461玉(1.5kg)359円
5日本なし53Lサイズ1個(300g)142円
6すいか58中玉1/4カット(1400g)368円
7キウイ731個(100g)60円
8もも862Lサイズ1個(270g)202円
9メロン110Lサイズ1玉(1.5kg)906円
10いちご1511パック(280g程度)411円
11ぶどう164巨峰1房(600g)933円
参考セブンプレミアム
冷凍ブルーベリー
129645円
果物可食部100gコスパランキング

 価格変動はありますが、日本国内のコスパはバナナがダントツTOPです。

ヨシ

皮をむくのも時間がかかりませんし、タイパも優れた果物だと思います。

 上記は家計調査結果に基づいた正確なデータではありますが、卸値で比較しているので、小売店での相場感とはズレているかもしれません。

 仮に卸値の1.7倍が小売価格とした場合を見てみます。

可食部100gの卸値×1.7が小売価格とした場合の目安

 これだとある程度納得感のある価格です。上記程度の価格帯で果物が売られていたら、コスパが良いと判断しても良いでしょう。

 なお、パイナップルだけは実勢価格と大きく違っています。最寄りのスーパーでは、カットパイナップルパック(中)は400円くらいで売られています。

 歩留まりの悪さ、加工工程の多さを考慮すると、パイナップルの小売価格は卸値の1.7倍では収まらないのかもしれません。

 パイナップルは今回の計算方法では高コスパという結果が出ましたが、実際には1玉を丸ごとを安く買えるとき以外は、コスパは良くないと考えるべきでしょう。

冷凍食品のコスパは並

 ブロッコリーやほうれん草の冷凍野菜はリーズナブルです。冷凍果物ではどうでしょうか。

 結論は冷凍果物のコスパは並です。

 参考として冷凍のブルーベリーの価格を確認しましたが、あまり安くはありませんでした。本ランキングでは8位に入るくらいですね。
※ランキング表が卸値、冷凍ブルーベリーが小売値であることを考慮して計算

 大袋でコスパがよい製品を選んでこれなので、金銭面のメリットは薄いと考えてよいでしょう。

健康面も含めた果物のコスパ評価は? 

果物の種類によって健康効果は変わる

 安いものが良いのはわかりました。果物の種類によって、健康効果に差はあるのでしょうか?

 「差がありそうだが、どの果物が良いかと言われると難しい」です。いくつか研究を当たってみましたが、研究によって結果にはばらつきがありました1234

  • ブルーベリー
  • ぶどう
  • りんご
  • 日本なし
  • グレープフルーツ

 この5つの果物は、健康に良さそうという報告が多く、健康に悪そうという報告はありませんでした。

 一方で、メロン果物ジュースは同じ研究の中で、糖尿病を増やす可能性が示唆されています。

 ただしメロンについては日本で流通量が少ない「カンタロープメロン」という品種の話です。夕張メロンやアンデスメロンなどには当てはまらない可能性があります。

健康のコスパの総合力ではりんごがTOP

 健康面も含めたコスパという観点ではりんごをTOPに推します。

 健康面では1回もケチが付いておらず、価格面でもTOP3に食い込む活躍を見せています。消費量もみかんに次ぐ2位で、入手性の高さも光りますね。

 価格面トップのバナナは、健康に良さそうという結果と悪そうという結果が半々でした。健康面を含めたランキングではそこそこの評価です。

まとめ:コスパならバナナ・健康&コスパならりんご

可食部100gあたりの単価が安い果物TOP5
  • バナナ,1房4本198円
  • みかん,1個,42円
  • りんご,1個,122円
  • パイナップル,1玉,359円
  • 日本なし,1個,142円
果物の健康効果について
  • りんごは、健康効果と価格面の総合力が高い。
  • 冷凍果物は、健康には良いがコスパはさほど良くない。

 なかなか高価で手が出しにくい果物ですが、健康を保つ機能は十分期待できます。本記事を踏まえて、旬でリーズナブルな果物を選んでみてください。


詳しい比較条件について

参照データ

家計調査(二人以上の世帯)品目別支出金額・購入数量・平均価格の年報データ 令和6年青果物卸売市場調査報告

対象とした果物

 掲載されている品目の中の消費量が多かった11品目について比較した。

  • 品種別にデータを分けている果物(りんご、なし、ぶどう、メロン)については、合計値を参照した。
  • 『その他の雑かん』の項目は価格を一意に定めるのが困難であるため除外した。
  • 柿は渋柿の消費量が多かった。渋柿はほとんどが干し柿に加工されるため、生果物と比較するのは不適切と判断して除外した。
  • キウイは国産と輸入を合算した。
計算方法

 対象となる果物の価格(円/kg)に10(1-廃棄率)を乗じて、可食部100gあたりの単価を求めた。なお廃棄率は日本食品標準成分表(八訂)を参照した。

参考文献

1)Fruit and vegetable intake and risk of type 2 diabetes mellitus: meta-analysis of prospective cohort studies.
Li M, Fan Y, Zhang X, Hou W, Tang Z. Eur J Clin Nutr. 2014;69(5):1–7.PMID: 25377009

2)Halvorsen RE, Elvestad M, Molin M, Aune D.Fruit and vegetable consumption and the risk of type 2 diabetes: a systematic review and dose–response meta-analysis of prospective studies.BMJ Nutrition, Prevention & Health. 2021;4(2):519–531.doi:10.1136/bmjnph-2020-000218
3)Wang Q, Wang X, Pang Y, Zhang S, Zhu Z, Han X, et al.Fruit and vegetable consumption and risk of non-communicable diseases: a systematic review and meta-analysis of prospective cohort studies.European Journal of Nutrition. 2023;62:1881–1905.doi:10.1007/s00394-022-02871-6
4)Best RGT, Guasch-Ferré M, Bondonno NP, Sim M, Rimm EB, Cassidy A, Bondonno CP.Fruit and vegetable intake and incidence of type 2 diabetes: a systematic review and meta-analysis of prospective cohort studies.The American Journal of Clinical Nutrition. 2024;119(2):361–376.doi:10.1016/j.ajcnut.2023.11.010

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この記事を書いた人

管理栄養士歴15年以上のヨシと申します。
世の中の栄養情報を噛み砕き、結局どうすりゃよいのかを発信していきたいです。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • バナナ4本337円ってのも、スーパーで並んでる物を想像するとちょい高めの部類よね。
    このランキングを超えるコスパがバナナにはあると思う

    • この数字は家計調査の「平均」なので、安い果物を選べばもうちょっと下が狙えるのは事実ですね。
      これより下の価格で買えそうならオトク! と考えると良いかもしれません。

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